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【パリ五輪】アーチェリー・夏季五輪最多タイ6大会連続の古川高晴、個人初戦は日本勢対決に…ランキングR35位

スポーツ報知 / 2024年7月26日 1時10分

古川高晴

 【パリ(25日)=ペン・宮下京香】アーチェリーの個人と団体戦の組み合わせを決めるランキングラウンド(72射、720点)がアンバリッドで行われ、夏季五輪で日本人最多に並ぶ6大会連続出場の男子日本代表・古川高晴(近大職)は、659点の35位だった。日本勢最上位は、中西絢哉(シーアール物流)が663点の30位。斉藤史弥(日体大)は650点で49位だった。

 古川は競技後の取材で悔しさをにじませ「点数を意識しすぎだった。本当は点数ではなく、打ち方に集中すべきだったと思うけど、どうしても点数の意識が強すぎたと思う。金メダルというより、高い得点で予選をあがった方がいいので。こういう舞台で点数を意識してしまうとフォームが崩れて、それを直したら、また点数を意識してしまう」と反省が口をついた。

 8月1日に行われる個人本戦の初戦では、30位だった中西との日本勢対決となった。「予選の結果を受けての組み合わせなので、いいとか悪いとかはない。対戦相手が誰だとかではなく、自分自身に集中することでパフォーマンスは発揮できると思うので、そんなに意識はしていない」ときっぱり。15歳下の若手との対決にも、39歳は、70メートル先の的だけに集中する。

 前回の東京五輪では、ランキングラウンドで46位と出遅れたが、個人と団体で銅メダルを獲得している。前回の経験があるので、この点数でも『最悪だ、終わりだ』ではない。できることを1つ1つやって、勝ち上がっていけば、上までいける可能性は十分あるので。個人戦までまだ調整する時間があるので、気持ちを切り替えたい」と顔を上げた。五輪の舞台を誰よりも知るベテランが、巻き返しを図る。

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