【パリ五輪】なでしこ黒星発進で男子に続けず ロンドン五輪以来となる“吉兆”の男女ダブル初戦勝利ならず

試合に敗れ悔しがる熊谷紗希（カメラ・岩田　大補）

◆パリ五輪サッカー女子　▽１次リーグ第１戦　日本１―２スペイン（２５日、ナント・ボジョワール競技場）

　なでしこジャパンはＦＩＦＡランク１位の強豪スペインに１―２で力負けし、白星発進を逃した。

　ＭＦ藤野あおばの直接ＦＫで先制するも、２０２３年Ｗ杯女王のスペインのパスワークに屈し、逆転を許した。

　５―０の大勝で南米王者パラグアイに勝利した男子代表に続くことはできなかった。

　女子サッカーが正式種目となった９６年アトランタ五輪以降、男女のサッカー代表がともに初戦で白星を挙げたのは１２年ロンドン大会のみ。この大会では男子が下馬評の低さを覆して４位と躍進し、女子は銀メダルを獲得しており、“吉兆”のダブル白星発進が期待されたが、男子に続く勝利を手にすることはできなかった。