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バドミントン 進化した「ナガマツ」と「ワタガシ」がパリ五輪で金メダル狙う…道勢3人が意気込み語る

スポーツ報知 / 2024年7月26日 6時37分

メダルを誓い合った(左から)松本、永原、東野

 100年ぶり3度目となるパリ五輪が26日(日本時間27日未明)に開幕する。本道関係の代表選手は12人で、中でもバドミントンは有力なメダル候補。女子ダブルスの「ナガマツ」こと永原和可那(28)=芽室町出身=・松本麻佑(28)=札幌市出身=、混合ダブルスで渡辺勇大(27)と「ワタガシ」ペアを組む東野有紗(27)=岩見沢市出身=が、スポーツ報知に意気込みなどを語った。

 世界ランク2位で出場した東京五輪は、準々決勝で敗退。2度目の五輪で、どんな心境の違いがあるのか。

 松本「東京ではワクワク感もあったが、金メダルを取らなければという緊張が大きく、悔しい結果に終わってしまった。今回は楽しむことを意識し、力を出し切って終わりたい。楽しみな気持ちでいっぱいです」

 3年前とは世界の戦い方も変わってきている。屈指の長身ペアである2人も、新たな強みを身につけた。

 松本「自分のスマッシュ力が落ちていると感じる時期もあったが、フィジカルを強化して最近はスマッシュで決められる展開をつくれている。年齢を重ねても、まだパワーで押し切れると。持ち味の高さやパワーを強みにして臨みたい」

 永原「女子ダブルスは大きな展開が主流だったが、最近は男子のような低い展開が増えてきた。なかなか対応できなかったが、この3年、男子と打ち合って自信を持てるようになった」

 3人を追いかける北海道のジュニア選手へ、2人は力強いメッセージを送る。

 松本「(東野含め)3人の中では私だけが高校まで北海道で過ごした。北海道で育って世界で戦う選手が出てきてほしい。五輪で羽ばたく姿、勇気を与える試合を見せられれば」

 永原「目の前の目標を持ち、一つ一つクリアしていくことが大事。自分も小学時代は全国出場、中学では全国上位、高校では全国優勝―と目標設定を上げていった。目標を明確にすることで、結果もついてくる。子供たちの憧れとなれるよう、活躍する姿を見せたい」

 既に現地入りし、本番は間近。目標はもちろんメダルだが、気負いはない。

 松本「前回は金メダルを目指しすぎて重圧に負けてしまった。今回はやりきることが大事」

 永原「ここまで積み上げてきたものを全力で出し切れば、おのずと結果はついてくると思う」

*****

  ワタガシペアにとって2度目の五輪。大舞台を前にしても、落ち着いている。

 東野「東京五輪では重圧の中で自分のプレーができなかったけど、今度は本番の緊張がどんなものなのかイメージできるので。ほどよい緊張感でいけたら」

 開催地は好印象のパリ。競技以外の楽しみもある。

 「国際大会で何度も行っているが、すごくきれいな街並みで、観光地もたくさんある。エッフェル塔なんかは昼と夜でキラキラ感が違うし。ワクワクしている」

 福島・富岡一中時代から一つ後輩の渡辺とペアを組んで13年目。コンビネーションは深まっている。

 東野「まだまだ成長できる部分はある。家族より一緒にいる時間が長いので、家族より家族に近いかも(笑い)。勇太君と出会えたのは奇跡だし、運命。それを大事にしたい」

 東京五輪からプレースタイルの変化もある。

 東野「ずっと同じプレーをしてたら相手に読まれてしまう。練習ではいつもと違うことをした。例えば、強い球を打つところで弱い球にし、相手の足を止めたりとか、変化を加えた」

 岩見沢に帰ると、必ず食べる“パワーフード”がある。

 東野「ジンギスカン、ラーメンは必ず! テレビで北海道のグルメ番組がある時は必ず見ています。『北海道の方が絶対おいしい』ってムキになったり(笑い)」

 混合ダブルスの魅力発信も使命としている。

 東野「私たちのプレーを見て、混合ダブルスをやってみたいと思う子が少しでも増えればうれしい。男女ダブルスとは全く違う。まずは知ってもらうことが大事。楽しんで見てほしい」

 東京五輪は銅メダル。目標はもちろん―。

 「金メダル。東京では悔しい結果に終わってしまった。(道産子の)3人で金メダルを持って北海道に帰ってきたい」

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