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【高校野球】掛川西がベスト4進出…石川大峨一塁手が3安打…猛打爆発13点

スポーツ報知 / 2024年7月26日 7時35分

2回2死二塁で掛西・石川が左前打を放ち、二走・山下(右)が8点目のホームイン(カメラ・里見 祐司)

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会 ▽準々決勝 駿河総合0-13掛川西=5回コールド=(25日・草薙)

 準々決勝が行われ、掛川西は6番・石川大峨一塁手(2年)が3安打4打点など計15安打の猛攻で、駿河総合に13―0の5回コールド勝ちした。

 187センチ、83キロの体格を誇る石川が掛西打線に火をつけた。2回先頭の山下が四球を選ぶと、「ドンドンいこう」と初球の内角ストレートをフルスイング。左翼手の頭上を越える先制の適時三塁打だ。初回は無死一、二塁から三ゴロ併殺打などで好機をつぶしたが、そんな嫌な雰囲気をひと振りで吹き飛ばした。

 ここから猛打が止まらない。この回だけで7安打を集中。敵失もからめ、打者一巡12人の攻撃で一挙8得点だ。さらに3回にも5安打で4点を追加した。計15安打で13点を奪っての5回コールド勝ち。石川は単打と二塁打を放ってサイクルヒットに王手をかけたものの、5回の最終打席は三ゴロに終わった。それでも「公式戦で3安打は初めてです」と笑顔で話した。

 ここまでは僅差の試合が多く「守備がうちの色。『想定内』ではないです」と大石卓哉監督(44)は大勝に苦笑い。だが準備はしていた。昨秋は8月19日の県予選初戦で浜松工に敗れた。新チームの公式戦が1試合で終わり、長いオフとなった。それでもOB会から低反発バットを50本寄贈してもらい「どこよりも一番早く、夏に向けて切り替えてきました」。

 毎日600回近い素振りを重ね、大振りせず芯で正確に捉えることを意識。そんなナインの努力が夏の舞台で花開いた。「石川の三塁打はバットの違いを感じさせない当たりでした」と指揮官は褒めた。

 2年ぶりの4強進出で、1998年以来の優勝まであと2勝。石川は「目の前の試合に全力で立ち向かうだけ」と、準決勝の加藤学園戦を見据えた。

(里見 祐司)

 ★駿河総合・柳原武侍(むさし)遊撃手(掛川西の猛打の前に5回コールド負け)「3年間で初めて守備につきたくないと思った。守っていて怖かった」

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