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【高校野球】聖隷クリストファー右腕・袴田行紀がプロ注目の知徳・小船翼とのエース対決制す

スポーツ報知 / 2024年7月26日 7時47分

6回1失点の好投を見せた聖隷クリストファー・袴田(カメラ・伊藤 明日香)

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会 ▽準々決勝 聖隷クリストファー4-2知徳(25日・ちゅ~る)

 準々決勝が行われ、聖隷クリストファーは3年生右腕・袴田行紀が6回1安打1失点の好投。プロ注目の知徳・小船翼(3年)とのエース対決を制した。

 聖隷がノーシードから2年ぶりの4強入り。最速138キロのエース・袴田が、本格派の知徳・小船との投げ合いを制した。「あまり対決に意識はなかった。味方が打ってくれただけで、自分が投げ勝ったとは思っていない。二、三枚も上手な選手だと思った」と謙遜した。

 背番号1の右腕がフル回転だ。23日、強豪・常葉大菊川との4回戦から中1日で今夏4度目の先発。粘る知徳打線に「序盤は思うように自分の直球が通用しなかった」。初回だけで28球を投げさせられた。だがカットボールなど変化球主体に切り替え、許したのは1安打のみ。6回を1失点で切り抜けると、2番手の1年生左腕・高部陸とのリレーで逃げ切った。

 中1日を挟んだ27日の準決勝では名門・静岡と戦う。エースとして登板を熱望する右腕は「次につなげるという意味でも疲れは感じていない」と、やる気に満ちあふれていた。1985年に創部。22年はノーシードから準決勝まで進出するも、初の決勝進出を逃した(20年独自大会除く)。「全員野球で勝ってきた。優勝まであと2つ。大変な戦いになると思うが頑張りたい」。春夏通じて初の聖地まで駆け上がる。(伊藤 明日香)

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 ぐっと唇をかんで現実を受け入れた。知徳・小船は「重圧はあったけど負けずに投球してきた。知徳高校には成長する場をつくっていただいた」。創部初の甲子園を目指した152キロ右腕の夏が、終わりを迎えた。

 酷暑のマウンドに苦しんだ。2回に1点を先制され、3回には3四球を献上。味方失策も絡んで勝ち越された。「もう少しテンポ良く投げたかった」。5回5安打4失点(自責2)。最速は144キロにとどまった。初鹿文彦監督(48)は「守りを徹底できなかった。選手に申し訳ない」と涙をこぼした。

 この日は中日が視察するなど、進路に注目が集まる。右腕はプロ志望届提出について「両親、監督と話しながら決めたい」と明言は避けた。熟考し、次の道へ歩み出す。

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