【高校野球】京都外大西、14年ぶりの夏聖地へ王手 あと1球で敗退の危機から、粘り勝ちで決勝へ
スポーツ報知 / 2024年7月26日 14時25分
◆第106回全国高校野球選手権京都大会▽準決勝 京都外大西10―3鳥羽=11回タイブレーク=(26日・わかさスタジアム京都)
京都外大西が14年ぶりの夏聖地へ王手をかけた。エース左腕・田中遙音(3年)が10回119球の投球で勝利をたぐり寄せた。
3回2死三塁から2番・馬越達基遊撃手(3年)の右前適時打で先取点を許したが、5回、7回に1点ずつ取って逆転に成功。しかし、8回裏1死二、三塁から9番・大西航平投手(3年)にスクイズを決められて2―2の同点となり、無死一、二塁からのタイブレーク方式での延長戦となった。
1点を奪い3―2とした10回裏の鳥羽の攻撃。同点に追いつかれ、なおも1死二、三塁の場面を迎え、京都外大西ベンチは申告故意四球で満塁策に打って出た。次打者、8番・坂尻慶裕中堅手(2年)の打席で、カウントは3ボール2ストライク。上羽功晃監督(54)が「勝負してくれるだろうと信じていた」と信頼を寄せるエースが、ボール球でもサヨナラ負けという状況で投じた一球は、遊ゴロ併殺打を呼んだ。「選択肢はストレートしかなかった。集中していたのであまり覚えていないです。(捕手の)後ろに海が見えていました」と振り返った極限の場面を脱し、強く拳を握って何度もほえた。11回の攻撃では、直前に遊ゴロをさばいた1番・谷春毅内野手(2年)のこの日3安打目となる左前適時打など、4安打7得点の猛攻を浴びせて勝負を決めた。
3年前、当時2年生だった現ヤクルト・西村瑠伊斗を擁して挑んだ京都国際との決勝戦は4―6で敗北。「西村さんが悔しい思いをする姿を見ていました」と話す田中は、「決勝戦も自分が全部投げるつもりで、粘り勝ちします」と決勝へ気合を入れた。18年ぶりの出場を成し遂げた今春のセンバツに続き、劇的勝利の勢いそのまま14年ぶりの夏聖地をつかみ取る。
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