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元アメフト戦士・阿龍が3場所ぶりの勝ち越し 休場中の兄弟子・友風に「いい報告が出来ます」

スポーツ報知 / 2024年7月26日 14時57分

◆大相撲名古屋場所13日目(26日、ドルフィンズアリーナ)

 先月1日付けで二所ノ関部屋から独立した中村部屋の東三段目28枚目の阿龍(あーろん)が、44歳の大ベテラン、東同24枚目・大雷童(高田川)を小手投げで破り3場所ぶりの勝ち越しを決めた。

 何度も前に落ちそうになった阿龍は「普段の稽古の成果が出ました。いつも宮城さんにぶつかり稽古で頭を抑えてもらってますから。(休場中の兄弟子・友風に)いい報告が出来ます」と笑顔を見せた。

 高校(神奈川県立舞岡高)時代はアメリカンフットボールの選手。182センチ、128キロの体でオフェンス、ディフェンスのラインマンとして活躍した。立命館大や専修大、桜美林大などの強豪校から推薦のオファーもあったが、高校の恩師の勧めもあり角界に飛び込んだ。「高校時代に友風関の母校(向の岡工業高)に体験入部して決めました」。相撲未経験から4年。阿龍は「今年中には幕下の真ん中あたりに行きたい」と話していた。

 中村部屋では西幕下23枚目・宮城、東三段目35枚目・西田がそれぞれ勝ち越しを決めた。

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