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【高校野球】“怪物”江川卓氏が開幕戦で始球式 甲子園開場100周年の夏の甲子園

スポーツ報知 / 2024年7月26日 17時24分

江川卓氏

 日本高野連は26日、大阪市内で第106回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕)の運営委員会を開き、開幕戦の始球式を元巨人の江川卓氏が務めると発表した。

 作新学院(栃木)時代は公式戦で無安打無得点を9度、完全試合を2度達成。73年センバツでは1大会通算最多60奪三振を記録するなど“怪物”と呼ばれた。今年は甲子園開場100周年で、球場の歴史の中でも鮮烈な印象を残した選手として始球式を依頼した。

以下は江川氏のコメント

持ち帰った甲子園の土を見て

春と夏だけに現れるまぼろしの

場所に立った若き記憶が

よみがえります。

今回、チャンスをいただき

あの夏と同じ青春の一球を。

私にとって50年の空白を

貫く一球です

江川卓

 江川氏は作新学院のエースとして1973年の第55回大会に出場。地方大会では5試合で計73三振を奪い、3試合で無安打無得点を達成。甲子園では銚子商(千葉)との2回戦で延長12回の末に敗れたが、柳川商(福岡)との1回戦では延長15回を投げて23三振を奪った。1試合の奪三振数としては延長を含んだ参考記録として歴代2位タイ。卒業後は法大を経て、79年にプロ野球・巨人に入団し、87年に現役を引退した。9年間で通算135勝72敗、1366奪三振。

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