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大谷翔平、“凱旋門超え弾”で日米通算250号…最高到達地点55・2メートル、打球角度自己最大46度

スポーツ報知 / 2024年7月27日 4時0分

◆米大リーグ ドジャース6―4ジャイアンツ(25日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」でフル出場し、31号ソロで日米通算250号に到達した。滞空時間7秒1、最高到達点181フィート(約55・2メートル)で上がった打球は角度46度で、メジャー202本塁打の中で自己最大の角度。31発と打率3割1分2厘はリーグ2冠となった。

 真夏の青空に高々上がった打球をひたすら見つめた。大谷の放った打球は自己最大の46度で、最高到達地点は55メートル。両軍ナイン、5万2291人のファンの視線の先にあった白球は右翼ポール際のスタンドに吸い込まれた。「ちょっと高かったので、切れなければいいかなとは思ってたんですけど。切れずにいてくれたので良かったなと思います」。ダメ押しの31号は日米通算250号の節目となった。

 珍しい一発が出たのは8回1死。前を打つアーメドが移籍後2戦目でド軍初アーチとなる勝ち越し弾を放つと、大谷もムーンショットで続いた。下手投げ右腕のTy・ロジャーズの初球の内角スライダーをすくい上げるようにはじき返した。高々と上がった打球は55メートルに達し、高さ50メートルのフランス・パリの凱旋門を超える一撃だった。打球角度は46度。今季MLB全体でも47度以上の本塁打は3本だけでこれまで大谷の最大は45度。平均は28・7度だった。一般的に長打になりやすいとされる「バレルゾーン」は、打球速度158キロ以上、打球角度26~30度だが、大谷に常識は関係なかった。

 珍しくヒマワリの種を浴びせたロバーツ監督も「(ゴルフクラブの)サンドウェッジで打ったよう。また私を驚かせてくれた」とあんぐり。大谷は本塁を踏む直前に左手甲付近にキスをするようなしぐさを見せ、ベンチでE・ヘルナンデスとかめはめ波ポーズを決めるなど笑顔。4月3日の今季1号は兄のTa・ロジャーズから放っており、初めて双子の2人から本塁打を放った打者にもなった。日米通算250号も「知らなかった、今知った感じ。もっともっと打てるように、継続して頑張りたい」と気を引き締め直した。

 この日は、サイ・ヤング賞3度で昨年11月に左肩手術を受けた36歳のカーショーが今季初登板。4回2失点で勝利投手にはならなかったが、初共闘で花を添えた。指揮官は「夢のようなシナリオだった。世代トップ選手2人がやっと一緒にプレーをした。本当に素晴らしいことだ」と代弁した。

 4戦ぶりの31号、2試合ぶりのマルチ安打で打率は3割1分2厘でリーグ2冠となった大谷。チームは後半戦6勝1敗の好発進となった。3冠王、プレーオフはチームも、大谷もアゲアゲだ。(安藤 宏太)

 ◆大谷記録メモ

 ▽打球角度46度 米202本塁打で自己最大角度。これまでの最大は18年9月5日敵地レンジャーズ戦、21年8月26日敵地オリオールズ戦の45度。本塁打の平均打球角度は28・7度。最小は21年6月18日本拠地タイガース戦、同29日敵地ヤンキース戦の18度。今季MLB全体の本塁打でも最大が50度で、47度以上の本塁打は3本だけ。

 ▽双子から本塁打 4月3日の1号は兄の左腕テーラー・ロジャーズから放ち、この日は弟の右腕タイラーから。MLB史上、双子投手は1950年代のオブライエン兄弟もいるが、双子の2人から本塁打は大谷が初。

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