1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

2度目の大関陥落も貴景勝の鬼気迫る立ち合いに胸が締め付けられる思いだった…元大関・琴風の目

スポーツ報知 / 2024年7月27日 6時15分

貴景勝(左)がはたき込みで照ノ富士に敗れる

◆大相撲 ▽名古屋場所13日目(26日・ドルフィンズアリーナ)

 9度目のカド番で迎えていた貴景勝の大関陥落が決まった。横綱・照ノ富士のはたき込みに屈して負け越し。2019年秋場所でも関脇に落ちており、大関降下2度目は現行制度となった1969年名古屋場所以降、19年九州場所の栃ノ心以来で5人目となった。

 * * * *

 貴景勝の鬼気迫る立ち合いに胸が締め付けられる思いだった。馬力不足は明白だ。それでも頭から突っ込まないといけないのが押し相撲の宿命。案の定、照ノ富士にはまったく通じない。一歩も前に出ることができなかった。突っ張って頭で当たって、再び突っ張っても逆に圧力をかけられ、最後は頭を押さえつけられた。

 何度も指摘しているが、稽古不足は本当に正直である。貴景勝は黙々と稽古を積み重ね、馬力で圧倒する押し相撲で大関の座をつかんだ。しかし、稽古が足りないと馬力は錆(さ)びる一方である。それが見慣れた景色になってしまった。

 今後、どうするかは本人が決めること。周囲が騒ぐのは大関に失礼。決して弱音を吐かなかった。一人大関として土俵も引っ張った。なによりも大関の責任を強く持っていた力士だった。横綱・照ノ富士に堂々と立ち向かった一番は胸を打つ熱戦だった。(元大関・琴風、スポーツ報知評論家)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください