巨人・坂本勇人、新打法オープンスタンスで中前打＆四球「何とかつなげて良かった」

坂本勇人の構え

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　ＤｅＮＡ２―５巨人（２６日・横浜）

　後半戦のチーム初安打はレジェンドのバットから生まれた。２回２死の第１打席、坂本は１ストライクからの２球目、１３８キロのチェンジアップをバットの先で中前へ。「（球宴休みで）しっかり休めたので頑張るよ」と話していた男が、好スタートを切った。

　新打法を取り入れた。「今はいろいろ試してます」と言うように、左足を少し開いてオープンスタンス気味に変更。投手に対して体が正面に向くことで、ボールがより見やすくなるメリットがある。８回２死二、三塁では、しっかりボールを見極めて四球を選んだ。「何とかつなげて良かったです」と岸田の決勝２点二塁打につなげた。守備でも３回に宮崎の強烈な打球を好捕するなど勝利に貢献した。

　この日からモンテスが１軍に昇格。遊撃や三塁での起用が見込まれる新助っ人は、７回の初打席でさっそく二塁打をマークした。坂本自身も結果を出さなければいけない立場にいることは理解している。「継続して打てるように」という背番号６が状態を上げていく。（井上　信太郎）