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霧島6敗目で大関復帰ならず「またゼロから頑張る」 八角理事長「どっしりした下半身をつくらないと」

スポーツ報知 / 2024年7月26日 20時51分

隆の勝(手前)に押し出しで敗れて6敗目を喫し、1場所での大関復帰がならなかった霧島(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽名古屋場所13日目(26日・ドルフィンズアリーナ)

 関脇・霧島(音羽山)が1場所での大関復帰を逃した。東前頭6枚目・隆の勝(常盤山)を押し込んだが、いなされて体勢を崩された。逆襲を許し、押し出されて土俵下に転落。6敗目を喫し、復帰の条件だった10勝以上の可能性が消滅した。

 過去1勝10敗と相性の悪い相手だったが「自分が引いて負けることが多かった。今日は向こうからバランスが崩れた。内容が良かったけれど、しょうがない。集中して相撲を取った。悔いはない。やることはちゃんとやった」と悔しさを押し殺すように振り返った。

 今後に向けては「ゼロから頑張りたい。今が(戻りたい気持ちが)一番強い。(今回は)復帰できないが、チャンスはたくさんある。しっかり頑張る」と看板力士への返り咲きを誓った。ただ現行のカド番制度となった1969年名古屋場所以降、1場所で復帰を果たせなかった後に大関へ返り咲いた例は、所要7場所の魁傑と、最長ブランクの20場所を要した照ノ富士の2人。過去のデータ的には決して簡単な道ではない。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「前から内容が悪い。落ちるべくして落ちた。今日みたいに前に出る気持ちがあったら…。余裕がないよね。もう1回、やり直しではないか」と指摘。「どっしりした下半身を作らないと。期待しているからこうやって厳しいことを言っている。親方(師匠の音羽山親方=元横綱・鶴竜)の言うことをしっかり聞いて復活すればいい。下の地位になれないことが大事」と助言していた。

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