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【パリ五輪】総合格闘家が柔道女子48キロ級の角田夏実にエール「憧れの存在」日本勢の夏500個目のメダルを期待

スポーツ報知 / 2024年7月27日 11時0分

日本の夏季五輪通算500個目のメダル獲得の期待がかかる角田

 パリ五輪大会第2日の27日(日本時間28日未明)、日本勢の夏季五輪通算500個目のメダルが誕生する見込みだ。1920年アントワープ大会の初獲得から2021年東京大会まで日本勢はメダル499個を獲得した。歴史的快挙へ期待を背負う、柔道女子48キロ級の角田夏実(31)=SBC湘南美容クリニック=の大学時代の後輩で総合格闘家の伊沢星花(26)がエールを送った。決勝は女子が同28日の午前0時38分、男子は同1時9分に始まる。

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 伊沢は東京学芸大柔道部に入部時、卒業後も母校を拠点としていた角田と練習で組み、衝撃を受けた。「下から引っ繰り返されたり、腕を取られたり、三角(絞め)も決められる。強過ぎて、何をされてるのかも分からなかった。寝技ってすごいんだな」。当時は同じ52キロ級だったが、アドバイスを求めれば気さくに応じてくれた。ともえ投げも寝技もまねをした。「後輩の面倒見がめちゃくちゃいい。優しく、強く、かっこいい。憧れの存在」と背中を追った。

 大学卒業後も交流は続いた。伊沢が20年に総合格闘技へ本格的に転向すると、毎試合の前後に連絡が届いた。グラップリングを得意とする選手と対戦する際には練習相手を務めてくれたこともあった。角田は同時期から世界選手権を3連覇して五輪代表に決定。「ずっと夏実先輩が勝ち続けているので、自分も勝ち続けていきたい」。先輩の姿に刺激を受け、総合格闘技団体「RIZIN」でスーパーアトム級王者に輝くなど、新たな世界で輝きを放っている。

 五輪前にはお互いのYouTubeの企画で柔道やグラップリングでスパーリングを行う機会もあった。五輪後も「ぜひやりたい」。金メダリストとなった角田と、再び手合わせできることを願っていた。(林 直史)

 ◆角田 夏実(つのだ・なつみ)1992年8月6日、千葉・八千代市生まれ。31歳。八千代高から東京学芸大、SBC湘南美容クリニック。52キロで2016年GS東京大会優勝、18年アジア大会、マスターズ大会優勝。19年講道館杯で48キロ級に階級を下げて優勝した。世界選手権は52キロ級で17年銀、48キロ級で21年から3連覇。得意技は関節技、ともえ投げ。161センチ。

 ◆芸術 1912年ストックホルムから48年ロンドンまで実施された。建築や絵画、造形などで競われ、36年ベルリン大会の絵画で藤田隆治(油彩)の「氷上ホッケー」、鈴木朱雀(水彩)の「古典的競馬」が銅メダルを獲得している。

 ◆初参加 日本勢の初参加は1912年ストックホルム大会。陸上の短距離で三島弥彦、長距離・マラソンで金栗四三の2人が参加した。

 ◆初メダル 20年アントワープ大会でテニス男子の熊谷一弥。銀行勤務でニューヨークに駐在し、力をつけた。同大会のダブルスで柏尾誠一郎とのペアでも銀メダルを獲得。

 ◆初の金 28年アムステルダム大会で陸上男子三段跳びの織田幹雄。同じ8月2日に人見絹枝が800メートルで女子初の銀メダルを獲得した。

 ◆競技別 体操の103個(金33、銀34、銅36)が最も多い。金メダルは柔道の48個(銀21、銅27で合計96個)が最多。

 ◆団体 体操男子団体総合は60年ローマから76年モントリオールまで5連覇を達成。金7、銀4、銅3の14個を量産している。団体球技ではバレー女子が6個(金2、銀2、銅2)。

 ◆個人 体操・小野喬の13個(金5、銀4、銅4)が最多。金メダルは同じ体操の加藤沢男で8個(銀3、銅1)。柔道女子48キロ級の谷(田村)亮子は92年バルセロナから08年北京まで5大会連続でメダル(銀、銀、金、金、銅)を獲得している。

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