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【高校野球】京都外大西・田中遙音「ちょっと覚えていなくて…」絶体絶命のピンチしのぎ聖地へ王手

スポーツ報知 / 2024年7月27日 5時0分

3―3の10回裏1死満塁のピンチを遊ゴロ併殺打に斬ってとり、雄たけびをあげる京都外大西・田中遙音

◆第106回全国高校野球選手権京都大会▽準決勝 京都外大西10―3鳥羽=11回タイブレーク=(26日・わかさスタジアム京都)

 京都では、今春のセンバツに出場した京都外大西と京都国際が決勝に進出。秋春の府大会決勝で1勝ずつを分け合った両雄が、最終決戦で雌雄を決する。

 絶体絶命のピンチだった。同点に追いつかれて迎えた延長10回裏1死満塁。ボールなら押し出し四球でサヨナラ負けのフルカウントだ。京都外大西の左腕・田中遙音(3年)は「ちょっと覚えていなくて…」と、極限状態の中で直球を投げ込んだ。遊ゴロ併殺で切り抜け、拳を握ってほえる。引き戻した流れで直後の11回に一挙7点を挙げ、劇的な勝利をつかんだ。

 何よりグラブにこだわる背番号1だ。「生意気だけど、結果が伴っていて格好いい」と、高校野球漫画「ダイヤのA」の左腕・成宮鳴を意識した「N」をウェブの部分にかたどる。「グラブは命の次に大事にしなさい」という母の教えを、心に刻んでいるからだ。3年ぶりの決勝は前回敗れた京都国際が相手。自身の世代は昨秋、今春と対戦し、1勝1敗のタイだ。「決勝も全部投げるつもりで粘り勝ちしたい」。初戦敗退に終わったセンバツの悔しさを胸に、全身全霊の投球で14年ぶりの夏聖地へと導く。(森口 登生)

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