【パリ五輪】東京五輪開会式では約４０００食分を廃棄…組織委が謝罪などドタバタも

東京五輪開会式で聖火台に点灯した最終聖火走者の大坂なおみ

　パリ五輪は日本時間２７日午前２時３０分（現地２６日）に開会式が始まる。３年前の２１年東京五輪の開会式は、新型コロナ禍の影響で無観客で行われた。

　開会式の裏側では、スタッフ向けの食料約４０００食分が廃棄されていたことが明らかになるなど、厳しい視線にさらされていた。

　東京五輪・パラリンピック組織委員会の会見で担当者が「開会式当日はスタッフが多かったので、発注量が多かった。需要予測に対して実際に消費しきれなかった。需要を過剰に見積もって発注してしまって、弁当が足りなくなることを恐れるメンタリティーもあって様々なことが重なった」と説明。無観客開催はすでに決まっているタイミングでの発注で、その影響は否定した。

　国立競技上以外の競技会場でも、「全体でみると２、３割」ほどフードロスが発生しているという。組織委は、状況の改善に努めるとした上で「（食料は）廃棄している訳ではなく、基本的には飼料化、リサイクル、バイオガス化している」と強調。その上で「食品ロスが生じていた事実に対して、おわびを申し上げたい」と謝罪していた。