メッツ・藤浪晋太郎が事実上の戦力外通告、今季メジャー登板なし…千賀滉大復帰戦前に非情通告

藤浪晋太郎

　メッツは２６日（日本時間２７日）、藤浪晋太郎投手（３０）を、事実上の戦力外「ＤＦＡ」としたことを発表した。今季はメジャー登板が１度もなく、千賀滉大投手（３１）が今季初登板をする試合前に非情通告を受けた。

　藤浪は２２年シーズン終了後に、阪神からメジャー挑戦を決断。１年目だった２３年は、アスレチックスとオリオールズでプレーして合計６４試合に登板して、７勝８敗２セーブ、防御率７・１８の成績残した。今季は年俸３３５万ドル（約５億円＝契約発表時のレート）の１年契約、８５万ドル（約１億３０００万円）の出来高がついた条件でメッツ入り。オープン戦で結果が出ずに開幕直前にマイナー落ちすると、右肩の張りで６０日間の負傷者リスト（ＩＬ）入りして、これまでメジャー登板がなかった。

　マイナーでは今季、１８試合に登板して１勝２敗、防御率８・２７。１６回３分の１を投げて２５四球と課題の制球力に今季も苦しんでいた。最後の登板は７月２４日で、傘下３Ａシラキュースでブルージェイズ傘下３Ａバファロー戦に登板。３試合連続無失点中だったが、３分の２を投げて無安打ながら４四球で２失点と大乱調だった。

　一方で千賀は、右肩痛でキャンプ途中に離脱してこれまでリハビリを続けてきたが、２６日（同２７日）の本拠地・ブレーブス戦で今季初登板する。米１年目だった昨季は、２９登板で１２勝７敗、防御率２・９８の好成績で新人王投票で２位に入っていた。