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【パリ五輪】最後は夜空に聖火台が浮かぶサプライズ 開会式は異例の演出で幕を閉じる

スポーツ報知 / 2024年7月27日 8時14分

 パリ五輪の開会式が現地時間26日、パリ市内のセーヌ川とその周辺を舞台に行われた。注目された聖火の最終点火者は柔道のフランス代表のリネールと、陸上女子短距離でバルセロナ五輪、アトランタ五輪で3つの金メダルを獲得したマリー・ジョゼ・ペレクさんの2人が務めた。

 開幕前は最終点火者とうわさされた元サッカーフランス代表のジネディーヌ・ジダンさんはエッフェル塔下のトロカデロ広場で登場し聖火を受け取った。その後、総勢20人以上のオリンピアン、パラリンピアンの手を経て、ルーブル美術館近くに設置された聖火台へ。待っていたリネールとペレクさんの2人に渡され、一緒に聖火をともした。

 その後の演出で聖火は気球と化してパリの夜空に浮かび上がった。“宙に舞う聖火台”は異例。五輪史上初めて競技場以外で行われた開会式は最後に仰天のサプライズが待っていた。

 過去には八角形の上に乗せられた球体が点火の際は花のように開いた2021年東京五輪や、円形の直径10・8メートル、総重量8トンの可動式の聖火台が水中から浮かびスタンドに移動した00年シドニー五輪など趣向を凝らしたケースがあった。

◇五輪開会式 過去の演出

 【1964年東京五輪】 開会式の終了間際に航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が青、黄、黒、緑、赤の五色のカラースモークで、空に五輪マークを描いた。

 【1984年ロサンゼルス五輪】 聖火台の下部からジェットパック(=ジェット噴射装置)を背負ったスカイダイバーが現れ競技場内を“空中遊泳”。メインスタンド前のフィールドに設置された直径2メートルの円盤の上に着地した。

 【1992年バルセロナ五輪】 マドリード在住のパラリンピック・アーチェリー選手のアントニオ・レボリョ氏が先端に聖火をつけた矢を放ち、約50メートル先の聖火台の真上を通過させて点火。炎が夜空を照らした。世界的な演出家のリック・バーチ氏が手がけた。

 【2000年シドニー五輪】 豪州の先住民アボリジニ出身のキャシー・フリーマンが聖火の最終点火者。人口の池の水面に聖火を触れさせると炎の輪が浮かび上がった。そのままスタジアムに設置されたレールを70メートル移動し、スタジアム最上段で支柱と合体して高さ13メートルの聖火台になった。

 【2012年ロンドン五輪】 映画「007」シリーズの主人公ジェームス・ボンドにふんする英俳優ダニエル・クレイグがエリザベス女王をエスコートする映像が流れた。会場上空のヘリコプターから2人を装ったスタントマンがスカイダイビング。その後、同女王が貴賓室に現れた。

 【2021年東京五輪】 1824機のドローンが国立競技場の上空に登場。市松模様の大会エンブレムから地球の形へ変ぼう。最後に五輪マークを形取った。(全50競技を紹介した)パントマイムパフォーマーによる“実写版”のピクトグラムが披露され国内外で話題となった

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