IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗「オリンピックに負けないように滋賀で頑張ります」前日計量47・5キロで1発パス
スポーツ報知 / 2024年7月27日 12時32分
◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・重岡銀次朗―同級1位ペドロ・タドュラン(28日、滋賀ダイハツアリーナ)
IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗が27日、滋賀・大津市内で前日計量を行った。47・5キロと100グラムアンダーで1発パスした。対戦する元IBF王者で現同級世界1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)は47・2キロの400グラムアンダーでパスした。フェースオフでは33秒にも及ぶにらみあい。ともに闘志をたぎらせた。
パリ五輪が開幕し、世間の関心が向いているため、「めっちゃ(試合と期間が)かぶるなと思っていた。負けないように滋賀で頑張ります」と苦笑しながら、滋賀で行われる初の世界戦は五輪を超えるような派手な試合での勝利を誓った。
これまでメインイベンターだった兄の優大(ワタナベ)が、3月のWBCミニマム級タイトルマッチでメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に判定負け。銀次朗は今回初めてメインを務めることになった。計量後には会見も行われ、銀次朗は「眠くなるような試合はしたくない。メインイベンターとして楽しいボクシングを見せられたら」と表情を引き締めた。
対するタドゥランは「みんなを楽しませるボクシングをしたい。理想はKOで勝ちたい」とKO宣言した。
3度目の防衛戦の相手であるペドロ・タドゥラン(フィリピン)は22年2月、当時IBF王者だったレネ・マーク・クアルト(フィリピン)に挑戦したが、7回負傷判定で敗れている。そのクアルトに銀次朗は昨年4月に9回KO勝利。IBFの年間最高試合に選ばれ、5月にはプエルトリコでの表彰式に出席している。
戦績は24歳の重岡が11勝(9KO)1無効試合、27歳のタドュランが16勝(12KO)4敗1分け。
試合はABEMAで無料生配信される。
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