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【高校野球】近大新宮、初の決勝進出! 全試合先発の西田悠朔がこの日も8回無失点の好投

スポーツ報知 / 2024年7月27日 16時41分

8回を無失点に抑えた近大新宮・西田(カメラ・森口 登生)

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽準決勝 近大新宮3―0和歌山東(27日・紀三井寺)

 近大新宮が創部初の決勝進出を決めた。準々決勝までの全3試合に先発してきた西田悠朔(3年)がこの日も「9番・投手」で先発。8回無失点の好投で勝利へ導いた。

 「あまり調子は良くなかった」と試合を振り返った右腕だが、最速136キロの直球とカーブを軸に「低めに集めようと工夫し」凡打の山を築いた。3回に先頭の李世振(イ・セジン)左翼手(3年)が右翼へ三塁打を放つと、暴投で先制。西田は「1点もやりたくない気持ちでいきました」と、8回100球の熱投でこの1点を守り抜いた。打線も9回に適時内野安打と右犠飛で2点を奪い、最後は田中楓、小田島一晃(いずれも3年)の継投で締めた。

 創部20年の節目に迎える初の決勝。相手の智弁和歌山には昨秋の準々決勝で3―7で敗戦している。「厳しい戦いにはなるが、なるべく打たせて取れるように」と西田。勢いそのままに、同校初の聖地へ腕を振る。

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