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【パリ五輪】バスケ日本男子、W杯王者ドイツに敗れる 52年ぶりの五輪白星ならず

スポーツ報知 / 2024年7月27日 22時9分

◆パリ五輪第2日 ▽バスケットボール 男子1次リーグ 日本77―97ドイツ(27日、ピエール・モロワ競技場)

 1次リーグB組初戦で、世界ランク26位の日本は、23年W杯王者で同3位のドイツとの初戦で敗れた。不戦勝を除き52年ぶりの五輪白星はならなかった。

 日本スタメンには、ホーキンソン、河村勇輝、吉井裕鷹、八村塁、渡辺雄太が名を連ねた。第1クオーター(Q)で八村が両チーム最初のシュートを放ったが外れ、その後ドイツに先制を許した。渡辺雄は3ポイントシュートを4本中2本決めるなどしたが、格上のドイツに先行を許し、第1Qを21―28で終えた。第2Qも日本は踏ん張り守備でも奮闘し、第2Qは23―24で、前半を8点差で折り返した。

 第3Qは渡辺雄がこの日4本目の3ポイントシュートを決めるなど、一時は7点差にまで詰め寄ったが速攻からのミスが出るなど惜しい場面もあり、13点差の61―74で第4Qに入った。食らいついたが、最後は点差を広げられた。

 ドイツとは昨年W杯の1次リーグでも対戦し、63-81で敗れていた。さらに19日にはベルリンで異例の直前マッチも実施。個々の能力の高いドイツに終始、翻弄され83ー104と大敗を喫していた。

 日本は昨年W杯(沖縄)で史上最多3勝を挙げて、48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。パリ五輪では、21年東京五輪以来3年ぶりにNBAレイカーズの八村塁、NBAで6季プレーした渡辺雄太(千葉J)のダブルエースがそろい踏み。「史上最強日本代表」の呼び声が高く、8強入りを目標に掲げる。

 6月には渡辺雄が左ふくらはぎ肉離れで「(五輪までに)治るかどうかギリギリのところ」と話していたが、7月21日のセルビアとの強化試合で復活。本番直前でようやく全員がそろい、急ピッチでチームを仕上げてきた。

 1次リーグは残り2試合で、7月30日にNBA新人王のウェンバンヤマ擁する開催国フランス、8月2日に最終予選を勝ち抜いたブラジルと対戦する。 

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