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【高校野球】富山商が2年連続の夏甲子園へ…1年生の堂口裕三が決勝打

スポーツ報知 / 2024年7月27日 19時11分

8回に決勝打を挙げて笑顔を見せる富山商の堂口

◆第106回全国高校野球選手権富山大会 ▽決勝 富山商7-6富山北部(27日・富山市民)

 決勝戦が行われ、富山商が7-6で富山北部に逆転勝利し、2年連続18度目の夏甲子園出場を決めた。4回から途中出場した堂口裕三二塁手(1年)が、2安打2打点と大活躍。5-6の8回1死満塁では、左翼線への2点二塁打を放って大逆転を呼び込んだ。前崎秀和監督は「あの子はメンタルが強く、どんな場面でも自分のプレーが出来る。本当にスゴいなと」と驚いた。

 中学時代は富山リトルシニアの2番、二塁手として活躍し、昨年は全日本中学選手権(ジャイアンツカップ)で11打数6安打をマークし、8強入りに貢献した。兄の裕貴さんは富山商出身で、昨夏の甲子園でベンチ入り。投手としてチームを盛り上げるムードメーカーだったという。甲子園の試合はテレビで観戦した堂口は「最後まで粘り強く戦っていた。富商への進学を決めていました」と兄を追いかけて同校に入学。この日の朝には「いつも通りのプレーをすればいい」と兄から声を掛けられて気合いを入れたという。

 甲子園での目標は、兄が果たせなかった勝利を挙げ、4強入りすること。堂口は「元気を出して、先輩たちと勝ち上がっていきたい」と初々しい笑顔を見せる。(中田 康博)

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