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パリ五輪開会式は「北半球と南半球でファッションにかけるエネルギーの差を感じた」湯山玲子さんが分析

スポーツ報知 / 2024年7月27日 21時5分

湯山玲子さん

 パリ五輪の開会式が26日、パリ中心部のセーヌ川で行われた。ファッションブランド「OJOU」を手がけるなど、マルチに活躍する著述家でプロデューサーの湯山玲子さん(64)が、参加した全205か国・地域の公式服装を独自の視点からファッションチェックした。

 芸術や文化の発信源である“花の都”パリでの五輪開会式。各国の服装に期待していた湯山さんだったが、開口一番「ダメですね」とため息交じりにバッサリ切り捨てた。大会全体として「ファッションにも南北問題が現れていた。北半球と南半球の国に、ファッションの面で開会式にかけるエネルギーの差を感じた」と振り返った。

 「発展途上国の方が、エネルギーがあって、自国をアピールしようと目を引くような服装が多く、民族性も出せていた。先進国は等身大で着飾らない一方、中央値を気にして国の威信をかけているという熱を感じ取れなかった」

 象徴されていたのが、米仏の選手団の服装という。フランスは「ベルルッティ」、アメリカは「ラルフ・ローレン」と有名ブランドが衣装を製作したが「全くクリエイティブなファッションではなかった。開会式の最後に出てきた2か国が、率先して無難なファッションを先導してしまっていた。期待していただけに残念」と声を落とした。開会式の総評としては「40点です」と手厳しく語った。

 その点は日本の公式服装にも見られ「小さくまとまってしまっていた。どうしても無難に見えてしまった」と湯山さんは指摘。一方でシャツの襟のトリコロールや、白を基調としたブレザーを「清潔感があって良かった。襟のちょっとしたところもオシャレに着飾れていた」と一定の評価はした。

 今後については「アゼルバイジャンやベトナムのように、日本も国旗の色にとらわれない配色もあったのでは。白と赤からの脱却も選択肢に入れてもいいかも。もっとゆとりをもって、日本特有のセンスを信じてほしい」と提言。その上で「ひいき目に見て、日本は60点です」と採点した。

 日本選手団の公式服装は公募で選ばれたが、製作業者は公表されていない。2021年の東京五輪では「AOKI」の白いジャケットに赤のボトムスだった。今回は白を基調とし、赤いラインがアクセント。インナーのシャツの襟がフランス国旗の色のトリコロールで、パンツは黒だった。

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