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【巨人】モンテス猛打賞 円陣で爆笑声出し…今日はどこで打ちたいの?「ココでしょ!」4連勝に貢献

スポーツ報知 / 2024年7月28日 5時0分

2回1死、モンテスは左翼に二塁打を放つ(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜)

 首位・巨人が今季4度目の4連勝で貯金を2年ぶりの2ケタ「10」に伸ばし、DeNA3連戦の勝ち越しを決めた。新助っ人ココ・モンテス内野手(27)が「6番・三塁」で来日初スタメンで3安打をマーク。2回、左翼線二塁打を放ち、先制点の起点となるなど、いきなり日本の投手への対応力を見せた。投げては井上温大投手(23)が6回4安打1失点で4勝目。敗れた2位・広島との差を2ゲームに広げた。

 鋭い打球がみたび、DeNA内野陣が伸ばしたグラブの先を抜けた。モンテスは表情を緩めず、一塁ベース上で小さく息をついた。1点リードの8回2死、外角直球をとらえ、三塁・宮崎のグラブをはじいた打球が左前へ。来日初スタメンでいきなりの猛打賞だ。昇格から2戦目。坂本に代わって起用した阿部監督の期待に最高の形で応え「打撃でいい貢献ができた。いい1日になりました。アリガトウ!」と上機嫌で声を弾ませた。

 突破口を開いた。0―0の2回1死で内角低めツーシームを引っ張って左翼線二塁打。2死三塁となり、泉口の右前打で来日初得点となるホームを踏んだ。試合開始の約2時間前、相手先発が平良から山崎に変更となるイレギュラーな展開だったが、スコアラーの情報を基に即対応。「直球も変化球も緩急をつけた球にも対応できる」とチーム初安打で決勝点につなげた。

 4回には二盗を成功させて初盗塁。一塁走者だった8回は相手の暴投を見逃さず、一気に三塁を陥れた。試合前の切り返し走は参加した野手12人で門脇、吉川に次ぐ3位のタイムをマーク。俊足もアピールし、スタメンデビューを初モノづくしで彩った。

 シュアな打撃を支える“大谷ルーチン”がある。打席に入る前にホームベースと一塁線の延長線上に合わせて地面にバットを置き、踏み込み足となる左足の位置を確認する。「大体の距離を測る。米国時代からやっていることで、精神的な安心も得られるんです」。ドジャース・大谷も6月から取り入れた動作。相手投手の見え方を安定させ、再現性の高いスイングを実現させている。

 チームにもすっかり溶け込んだ。試合前の円陣で声出し役の郡に肩を組まれて「今日はどこで打ちたいの?」と問いかけられると「ココでしょ!」と日本語で絶叫。自身のニックネームに掛けた返しでナインの笑いを誘い「いい円陣になった」と首位攻防戦に臨むチームの雰囲気を和ませた。

 新助っ人の爆発に導かれ、チームは4連勝でリーグ最速となる貯金10に到達。阿部監督は「初見のピッチャーばかりだけど、素晴らしい」と3投手から3安打を放った対応力を絶賛した。ヘルナンデスに次ぐ第2の救世主になる可能性を秘める男が、最高のスタートを切った。(内田 拓希)

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