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「全力で抑えに行け」杉内コーチの鼓舞受け井上温大がスイッチオン!6回4安打1失点で4勝「自信になった」

スポーツ報知 / 2024年7月28日 5時10分

今季4勝目を挙げた井上温大(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜)

 リードを守り切った井上は笑顔でベンチへ戻った。2―1の6回2死一、二塁。山本を内角低め直球で三ゴロに仕留めた。6回4安打1失点で4勝目。後半戦初登板で先発の役割を果たし「今日が開幕だと思って、また新しいスタートを切ろうと思って投げました。粘ってイニングを投げ切れて良かった」と声を弾ませた。

 スイッチを入れ直したのは3回。2死一、三塁で佐野への初球、140キロ直球のボール球で外したが、杉内投手チーフコーチからマウンドで「全力で抑えに行け」と鼓舞された。盗塁の可能性を考慮した上で「抑えめに投げたんですけど、言われてからは(打者を)抑えなきゃと思って投げられた」。3球後、147キロ直球で二ゴロに封じた。

 DeNAとは6月27日に4回3失点。同戦で阿部監督から「自分が操れないボールをずっと投げていてもね。そこは切り替えられないと」とスライダーの精度が低かったと指摘されていた。この試合はスライダーもフォークも巧みに駆使して雪辱を果たし「自信になった」と表情を崩した。

スライダー精度 午前中は母校・前橋商が夏の甲子園予選群馬大会決勝で敗れたが、切り替えてマウンドに立った。「自分の人生も懸かっているので、本当に抑えようと思って毎回投げています」と左腕。好投を続け、最後までローテを守る。(田中 哲)

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