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【高校野球】近大新宮が“完封リレー”で夏初の決勝進出 先発・西田悠朔が「ジャスミン茶」ルーチン始めてから17回2/3を1失点

スポーツ報知 / 2024年7月28日 5時0分

8回無失点で初の決勝進出に貢献した近大新宮・西田(カメラ・森口 登生)

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽準決勝 近大新宮3―0和歌山東(27日・紀三井寺)

 近大新宮が2005年の創部から20年目の節目に、夏初の決勝進出を決めた。背番号10の右腕・西田悠朔(3年)が4戦連続で先発。最速136キロの直球と曲がりの大きなカーブを低めに集め、6被安打4四死球で8回無失点。9回は田中楓、小田島一晃(いずれも3年)の2投手が締め“完封リレー”で和歌山東を破った。

 粘投の西田は試合前に必ずジャスミン茶を飲むという。「リラックス効果がある」と3回戦の高野山戦からのルーチン。飲み始めてから17回2/3を1失点と“効果絶大”だ。この日の準決勝も験を担ぎ、落ち着いたマウンドさばきをみせた。

 決勝の相手は強豪・智弁和歌山。昨秋の準々決勝では3―7と敗れた。西田は「今日以上に厳しい試合になる」と表情を引き締め、産屋敷秀信監督(57)は「一丸となって全力でぶつかるだけ」と腹をくくった。快勝で勢いづき、一気に初の夏聖地へ。和歌山の高校野球史に新たな1ページを刻む。(森口 登生)

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