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清水隆行氏、猛打賞モンテスはシンプルなスイング タイミングや体勢をずらされても投球についていける

スポーツ報知 / 2024年7月28日 5時5分

2回1死、モンテスは左翼に二塁打を放つ(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜)

 モンテスが猛打賞。しかも内容の違う3本のヒットを見せてくれた。

 第1打席は山崎のストレート系の球を打ちにいった中で来たツーシームを、三塁線を破る二塁打に。第2打席は2ストライクと追い込まれてから、低めのフォークをそれほど追いかける形ではなく見逃し、次の低めに来た変化球をうまく拾って遊撃への内野安打にした。第4打席では京山の高めの強い真っすぐを、しっかりと捉えて引っ張った。

 シンプルなバッティングスタイルだ。反動を使ったり、大きな動きをすると、体にブレが出て、ボールの見極めが悪くなる。捉える確率も落ちる。ホームランをガンガン打つ感じではないが、いろんなボールに対応することができるタイプ。これなら多少、タイミングや体勢をずらされても、投球についていける。

 今後は相手バッテリーも、もっと大胆に強い球で内角を突いたりしてくるだろうが、その中でも強引にならず同じような意識でいられるかどうかに注目したい。それをクリアするようなら、ヘルナンデスと同様に、大きな戦力になってくれると思う。(野球評論家・清水隆行)

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