ロッテ一筋１７年のベテラン右腕「こういう日が来たらいいなと」 ６年ぶりの先発勝利

ロッテ・唐川侑己

◆パ・リーグ　楽天３―５ロッテ（２７日・楽天モバイル）

　ロッテの唐川が１８年７月５日のオリックス戦以来、６年ぶりの先発勝利を飾った。霧雨の中、６回３安打１失点の好投で今季初白星。殊勲のヒーローインタビューでは「先発にまたなって、こういう日が来たらいいなと思ってやってきたので、うれしいです」と感慨深げに語った。

　前回登板の４月１６日の西武戦で６回１安打無失点に抑え、次回登板を予定していたが「少しだけですが、肩が痛かった」と回避。約３か月ぶりの１軍マウンドとなった。それでも、この日は６回２死三塁のピンチで最後の打者・浅村を１４５キロのカッターで見逃し三振にねじ伏せるなど、力強さが光った。

　応援に駆け付けた両親、妻、子供らが見守る前で快投を見せた。ロッテ一筋１７年目のベテラン右腕は「わざわざ来てくれたので良かった。５回ぐらいに少しバテちゃったので、もし次回があるならば課題かなと思います」と、早くも次戦を見据えた。（竹内　夏紀）