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「明らかに抜いてる。10年早い」巨人・阿部監督が見逃さなかった井上温大の力ない初球 杉内コーチ通じ左腕に猛ゲキ

スポーツ報知 / 2024年7月28日 5時20分

3回2死一、三塁、杉内俊哉投手コーチ(中央)と話をする井上温大(カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ DeNA1―2巨人(27日・横浜)

 執念の采配が2年ぶりの2ケタ貯金をもたらした。相手先発が直前で変更になる難しい展開の中、1点差を守り抜いて勝利。22年4月29日以来、貯金10に乗せた阿部慎之助監督(45)は「すごい大きい1勝だと思います」とチームをたたえた。

 2つの強気な采配が試合の流れを引き寄せた。まずは初回1死一塁。佐野への2球目が暴投となり、走者に三塁に進まれた。ここで内野に前進守備を指示。「相手にプレッシャーをかけるというのもあるし、あそこで1点入るか、入らないかは大きいなと思って、いきなり勝負をかけました」。結果、佐野を一ゴロに打ち取って無失点で切り抜けると、直後の2回に先制点を奪った。

袖をグイッ もう一つは、1点リードの3回2死一、三塁。再び佐野を迎えた場面だ。井上が初球、140キロの力ない直球で外に外した。それを見た指揮官は、ベンチで右隣にいた杉内投手コーチの袖を引っ張り、マウンドに行くように指示。「あの初球、明らかに抜いているように見えたから。10年早いって。(杉内コーチに)行ってこいって」。スイッチが入った左腕は、2球目の146キロ直球を内角に決めると、最後は147キロ直球で詰まらせ、二ゴロに仕留めた。

広島2差広げた 接戦をものにし、これで6カード連続勝ち越しに成功。ヤクルトに敗れた2位・広島との差は2に広がった。「とにかく1個ずつ、やっていきたい」。阿部監督の強気な姿勢が、好調なチームを支えている。(井上 信太郎)

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