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【パリ五輪】アトランタ五輪柔道金メダルの中村兼三氏  永山竜樹は“誤審”にも「メダル死守の気持ちが見て取れた」

スポーツ報知 / 2024年7月28日 6時35分

銅メダルを獲得した永山竜樹(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第2日 ▽柔道(27日・シャンドマルス・アリーナ)

 柔道男子60キロ級の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)は準々決勝で2023年世界王者フランシスコ・ガリゴス(スペイン)に「待て」がかかった後と思われる絞め技で一本負け。それでも気力を尽くして、この階級では4大会連続メダル獲得となる銅メダルをもたらした。

 1996年アトランタ五輪金メダリストの中村兼三・旭化成総監督が試合を振り返った。

* * *

 永山は納得のいかないであろう準々決勝から気持ちを切り替えて、銅メダルを手にしたことは大きかったと思う。サリ・ユルドゥズ(トルコ)との3位決定戦を見た時、メダルは死守しないと、という気持ちが見て取れた。

 準々決勝で、23年世界王者のフランシスコ・ガリゴス(スペイン)に片手絞めで落とされた。「待て」の合図から数秒たって離れた時に落ちて(失神して)いたということだが、寝技で攻められながら足をからめていた時の状態を見る限り、足には力が入っていたし、その時に落ちているという感じはしなかった。むしろ、「待て」があってから数秒間、相手は力を入れている表情に見えた。審判はすぐに近寄ってそういう行為を止めさせないといけない。永山本人も「待てが聞こえた」と言っていたように聞こえたが…。

 永山にとって、不運という言葉で片付けるのは気の毒だ。ただ、相手には勢いはあったし、永山は後ろに下がりながら立ち技をかけている場面もあった。あれでは威力がなくなってしまう。一番良い時に比べると、スピードが落ちているようにも見えた。今後は寝技を磨くなど、戦い方を変えていくことも考えてみてはどうだろうか。(1996年アトランタ五輪男子71キロ級金メダル、旭化成総監督・中村兼三)

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