【パリ五輪】ＯＡなしでの決勝トーナメント進出は史上初 過去２大会は１次リーグ敗退…男子サッカー

◆パリ五輪サッカー男子▽１次リーグ第２戦　日本１―０マリ（２７日・ボルドー競技場）

　日本はマリに１―０で勝利し、１次リーグ最終戦を待たずに決勝トーナメント進出を決めた。

　ＧＫ小久保玲央ブライアンを中心に無失点で耐えしのぎ、後半３７分に速攻からＭＦ山本理仁が決めた。

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　ＯＡ（オーバーエージ）が導入された９２年バルセロナ五輪以降、ＯＡ不在での決勝トーナメント進出は、日本の男子サッカー史上初めてとなった。

　過去にＯＡ不在で挑んだのは、９６年アトランタ五輪と０８年北京五輪の２大会。アトランタ大会では「マイアミの奇跡」と呼ばれる歴史的勝利で初戦のブラジル戦で金星を挙げたものの、最終的に２勝１敗で３チームが並び、得失点差でグループ３位となって１次リーグ敗退。北京大会では米国、ナイジェリア、オランダに３戦全敗で決勝トーナメントに進めなかった。

　日本協会は今大会でもＯＡ招集に動いていたが、各選手の所属先と折り合いがつかず、最終的に招集を断念していた背景がある。

　大岩監督はマリ戦後「周りはいろいろなことをいうが、それによってチームはものすごく団結していて、結束力が高まっているのは手にとるように伝わってくる。（けがで離脱した半田）陸を含めて、２３人でしっかりと次の３戦目に準備したい」と語った。