元極真空手世界王者の森脇龍星がボクシングプロデビューから2連続TKO勝利 シーブラムに3回左ボディーで試合終了
スポーツ報知 / 2024年7月28日 16時34分
◆プロボクシング ▽契約体重52・8キロ以下6回戦 リム・シーブラム―森脇龍星(28日、滋賀ダイハツアリーナ)
元空手王者の森脇龍星(KWORLD3)がデビュー2戦目もKO勝利した。アマチュアで29勝7敗2分けと38戦の経験があり、この日がプロデビュー戦となったリム・シーブラム(カンボジア)を圧倒。3回に左右のフックから連打でダウンを奪うと、立ち上がった相手に強烈な左ボディーをヒット。もん絶して倒れたのを見て、レフェリーが試合を止めた。
戦績は20歳の森脇が2勝(2KO)、23歳のリムが1敗。
試合後、森脇はスイッチしながら、クリンチも巧みに使うシーブラムに「(序盤は)ほんまにやりづらくて焦った」と苦笑い。本来は素早い出入りからリズムを作るが、この日は途中から作戦を変えて強引にパンチをたたき込んだ。「最後の左ボディーだけ手応えありました」とリング上でニッコリ。「メインを張れるような選手になります」と宣言するとファンから喝采を浴びた。
森脇は幼少期から極真空手を習い、小学5年、6年時には年代別世界大会を制覇した。中学でボクシングに転向し、U―15大会で2度優勝している。兵庫・西宮香風高時代は国体優勝やインターハイ準優勝、などの実績を残した。
「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダーは「技術的には仕上がっている。今、日本選手で熱いバンタム級、スーパーフライ級で次にわかせる世代になってくると思う」と大きな期待を寄せる。3月のデビュー戦では、パークプーム・タウィンラム(タイ)と対戦。2回に左フックでダウンを奪い、立ち上がったところを連打で1分7秒TKO勝ちしていた。
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