【パリ五輪】阿部一二三、盤石の準決勝進出に「鼻血でヒヤヒヤしたけど勝ち切ってくれて良かった」の声

鼻血を出す阿部一二三（カメラ・岩田　大補）

◆パリ五輪　第３日　▽柔道（２８日・シャンドマルス・アリーナ）

　柔道男子６６キロ級で東京五輪金メダルの阿部一二三（パーク２４）が準々決勝でタジキスタンのエモマリに勝ち、準決勝に進んだ。この日、妹の女子５２キロ級・詩が２回戦で敗退しており、きょうだい連覇はならなかったが、兄は金メダルへ一歩近づいた。

　初戦の２回戦ではボングラーツ（ハンガリー）を合わせ技一本で下していた阿部は世界ランキング７位のエモマリ相手に開始４１秒で袖釣り込み腰で技ありを奪った阿部。その後に鼻血を出して２回、畳を降りて鼻に詰め物をして試合続行も２分４１秒、大内刈りで技ありを奪い、勝ち切った。

　ネット上には「一二三兄ちゃんすごい一本！　素晴らしい一本！」や「鼻血でヒヤヒヤしたけど勝ち切ってくれて良かった　ただ相手の選手の腕があまりに痛そうで…」、「鼻血２回目でハラハラした…　でも一二三さん、やはり強い！」などの声が集まった。