パリ五輪メダル１号 柔道・角田夏実のこめかみにあった円テープって何？ 羽生結弦さんも愛用のアイテムでパワーアップ？

金メダルを片手に笑顔の角田夏実（カメラ・小林　泰斗）

　柔道女子４８キロ級で日本勢の今大会１号となる金メダルを獲得した角田夏実（ＳＢＣ湘南美容クリニック）のこめかみに貼られた円形のテープに注目が集まっている。

　正体はスポーツ関連商品を手がけるファイテン社製の「パワーテープ」。同社公式サイトによると、「炭化チタン」が使用されており、筋肉のこりの緩和などへの効果が期待されている。首や腰、腕などに貼ることが推奨されており、角田のようにこめかみに貼る例は同サイトでは紹介されていなかった。

　本人によると、スポンサーから提供された製品で「頭の回転が速くなる」との効果があるとされ、試合ではいつもつけているという。パズルを解くように相手の関節をきめる角田にとって、頭の回転は重要なポイント。試合後に「効果があると信じている」と得意げに語った。角田によると、はがした試合で負けたことがあり、以来、大事な試合では貼ってきたというルーチンがある。

　普段は同社のマークの付いたものを使用しているというが、五輪スポンサーではないことから社名ロゴを削ったスポーツ大会仕様の円形テープを貼って臨んだ。同テープには阪神タイガースのマークをいれた阪神モデルのものもある。

　同社はスポーツ、健康、美容商品を製造販売する。商品には、チタンテープやチタンネックレスなどがある。契約選手にはプロスケーターの羽生結弦さんら多くのスポーツ選手がおり、公式サイトでは巨人の丸佳浩外野手、西武の高橋光成投手、阪神の佐藤輝明内野手、拓殖大女子陸上競技部の愛用アイテムとしても「パワーテープ」が紹介されている。