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【高校野球】初Vの石橋、逆転劇呼び込んだ立役者・伊沢は3安打3打点「無我夢中だった」…将来の夢は薬剤師

スポーツ報知 / 2024年7月28日 22時8分

2回1死満塁、右越えに適時三塁打を放つ石橋・伊沢颯盛(カメラ・宮崎 亮太)

◆第106回全国高校野球選手権 栃木大会▽決勝 石橋9―8国学院栃木(28日・エイジェックスタジアム)

 甲子園と“同い年”の創立100周年の石橋が、初回の5失点をはね返し、初の夏の甲子園出場を決めた。栃木大会で公立校の夏制覇は、2005年の宇都宮南以来、19年ぶりとなった。

 5点ビハインドの2回1死満塁で走者一掃の3点適時三塁打を放つなど、この日は3安打3打点で逆転劇の立役者となった8番・伊沢颯盛(3年)は「打った瞬間は落ちるかなって、ライトが追いつきそうだったのでやばいと思ったんですけど、打球が落ちてるのを見て、無我夢中で走って気づいたら全員帰ってた。夢中だったので、走りながら流れが来たぞと、そういう気持ちでした」と、胸を張った。

 初回は絶望の5失点だったが、伊沢の一打で流れが完全に変わった。2回は続く若月の内野ゴロの間にランナーが生還し、一時は1点差。壮絶なシーソーゲームとなり、3点差の6回には、連続押し出しと入江の遊ゴロが失策を誘い、一挙4得点で逆転した。伊沢は「球場の雰囲気が一転したというか、(初回に)5点を取られて『石橋もここで終わりか』みたいな雰囲気が初回であった。けど、球場全体が、『石橋もまだまだやるじゃないか!』みたいな雰囲気になってたんで、よかったです」とはにかんだ。

 入江と同じく作新学院中学の出身。作新学院高ではなく、石橋を選んだ。将来の夢が薬剤師だといい、「いろいろ考えると、作新より石橋の方がいいかなと。県立の中だったらずっと上位にいたんで、私立を倒せる力もあって、そういうところで石橋を選びました」と説明。文武両道を掲げる同校の門をたたいた。

 昨春のセンバツでは応援席にいた伊沢の大活躍に、福田博之監督は「あれは大きかったですね。作新中の子なんですけど、ウチに来てくれて。体は小さいんですけどね、思い切りがいい子なんで、1本出ないかなと思ってたら、まさかあんな長打が出るとは。1ヒットでいいよと思ってたんですけど」と、大一番での大仕事をたたえた。

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