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IBFミニマム級王者の重岡銀次朗”生涯初黒星”となるTKO負け 試合後は救急搬送 亀田興毅ファウンダーは「再起の道用意する」

スポーツ報知 / 2024年7月28日 22時28分

4回、ペドロ・タデュラン(左)を攻める重岡銀次朗(カメラ・渡辺 了文)

◆プロボクシング ▽IBF世界ミニマム級(47・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ●王者・重岡銀次朗(TKO9回2分50秒)同級1位ペドロ・タドゥラン〇(28日、滋賀ダイハツアリーナ)

 IBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)が同級1位ペドロ・タドゥラン(フィリピン)との指名試合に敗れ、3度目の防衛に失敗した。序盤から攻め込まれ、3回には鼻血を出し、右目も腫れ上がった。最後はロープ際で連打を浴びて9回TKO負け。滋賀で行われた初のボクシング世界戦、初めてメインを務めた試合で結果を残すことはできなかった。

 戦績は24歳の重岡が

11勝(9KO)1敗1無効試合、27歳のタドゥランが17勝(13KO)4敗1分け。

 これまでメインイベンターだった兄の優大(ワタナベ)が、3月のWBCミニマム級タイトルマッチでメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に判定負け。今回は初めてメインを務めることになった。「いい意味でプレッシャーと俺がやらなきゃと責任感を持っている」と強い覚悟を持って臨んでいた。

 昨年4月に行ったレネ・マーク・クアルト(フィリピン)とのIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦がIBFの年間最高試合に選ばれた。今年5月、表彰式出席のため、プエルトリコを訪問。その際、元世界2階級制覇王者であるイバン・カルデロン(プエルトリコ)のジムで練習し、アドバイスをもらった。「頭を振れとか、動き続けろと」。課題だったディフェンス面で大きなヒントになり、進歩を感じていたが、相手の攻撃力が上だった。

 試合後はリングから担架で運ばれ、救急搬送された。日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長が「重篤ではない。意識は終始あり、大事を取って担架で運んだもの。眼科骨折の疑いがある」と容体を説明した。

 銀次朗は熊本・開新高時代は56勝1敗で高校5冠を達成した。唯一の敗戦は、兄と対戦した高校1年時のインターハイ県予選決勝。初回のゴング直後に、兄弟で戦うことをしのびなく思った監督の判断で棄権したもの。これまで事実上、“生涯無敗”だったが初黒星となった。

 今後について、プロモートする亀田興毅ファウンダーは試合後、「本人にその気があれば、再起の道はいくらでも用意する」と8月24日、大阪・大和アリーナで再起戦を行う優大と同様、復活を後押しすることを約束した。

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