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「お疲れさま、というメッセージに聞こえた」隆の勝、優勝決定戦で敗れるも同部屋・貴景勝のエールに笑顔

スポーツ報知 / 2024年7月29日 5時55分

優勝を逃し、ガックリする隆の勝(カメラ・馬場 秀則)

◆大相撲 ▽名古屋場所千秋楽(28日、ドルフィンズアリーナ)

 2場所連続途中休場明けの横綱・照ノ富士が12勝3敗で並んだ東前頭6枚目・隆の勝との優勝決定戦を寄り切りで制し、3場所ぶり10度目の優勝を果たした。かねて目標としてきた2ケタ優勝と名古屋開催初Vをダブルで達成した。

 隆の勝は充実した表情に満ちていた。本割では大の里を押し出しで撃破。1差で先頭を走っていた照ノ富士が敗れ、優勝決定戦となったが、最後は横綱の意地に屈して賜杯を逃した。「勝ち切れなかったけど、横綱と千秋楽まで争ったことが自信になります」と手応えを語った。

 同部屋の貴景勝と切磋琢磨(せっさたくま)し合ってきた存在。支度部屋では大関の取組を見守った。「体も完璧じゃない大関。自分は膝ぐらいで弱音は吐けない。自分の相撲を取りきる勇気をもらった」と大関の気迫を胸に2度目の土俵に上がった。惜しくも敗れたが、今度は決定戦を見守っていた貴景勝が支度部屋で出迎え。大関は無言でうなずいたが「『お疲れさまでした』というメッセージに聞こえた」と、戦友からの無言のエールに隆の勝から笑顔がこぼれた。

 12勝3敗の活躍で3度目の敢闘賞を受賞。「久しぶりの受賞でうれしい。次は三役復帰を目指して稽古したい」とおごることなく、先を見据えた。(大西 健太)

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