【中日】サヨナラ負けで最下位転落 今季ワーストタイ５連敗に立浪監督「９回に勝ち越せなかった」

９回、打席に入る前の中田翔（右）にアドバイスする立浪和義監督　（カメラ・豊田　秀一）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神４Ｘ―３中日＝延長１１回＝（２８日・甲子園）

　中日は守護神・マルティネスが攻略され、延長戦の末にサヨナラ負け。今季ワーストタイの５連敗で、最下位に転落した。

　２点を追う９回に、中田の適時打などで追いつくも、続く２死満塁と勝ち越しのチャンスで代打・中島が空振り三振に倒れた。

　その裏の９回は松山、延長１０回は藤嶋が無失点で抑えるも、迎えた延長１１回。ここまでリーグトップの２９セーブをマークしているマルティネスが、先頭の近本を左前打で出塁させてなおも１死二塁。３番・森下に初球の１５３キロ直球を左前に運ばれるサヨナラ打を許した。

　これで、今季の甲子園は７敗１分と、今カードも“鬼門突破”はならず。今季３度目の同一カード３連敗を喫した。立浪監督は「９回に勝ち越せなかった（ことが敗因）。これだけ点が入らないと投手も苦しい。相手の思い切りの良さを見習って、チャンスでもっと振っていけるようにやっていくしかない」と前を向いた。