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体操女子、団体予選暫定4位で決勝進出に前進 直前に主将・宮田が辞退の衝撃 異例の4人体制も、堂々戦い抜く

スポーツ報知 / 2024年7月28日 23時18分

 ◆パリ五輪 第3日 ▽体操女子 予選(28日、ベルシー・アリーナ)

 女子予選が行われ、日本は団体合計162・196点で、3組を終わって7チーム中暫定4位につけた。目標だった160点台を大きく上回り、2021年東京五輪銅メダルの英国を抑え、出場12チーム中、上位8チームが進める決勝進出に前進した。

 跳馬の貢献度で代表入りした牛奥小羽(日体大)が、出場するはずのなかった1種目めの段違い平行棒にトップバッターで現れた。最終的に上位3人の合計点には加わらなかったが、ミスなく演技。日本に大きな自信を与え、合計得点40点台に乗せるスタートに結びつけた。

 全員10代で、五輪は初出場。世界選手権を経験しているのも昨年の岸里奈(戸田市SC)だけというフレッシュな顔ぶれが、怖いもの知らずで、4種目とも安定した演技を披露。大舞台を大きな過失なく乗り切り、4種目すべてで40点台に乗せた。

 五輪直前、思わぬ形で注目を浴びた体操女子。五輪代表選考会を兼ねた全日本&NHK杯で2冠を制したエースで主将だった宮田笙子(順大)の喫煙と飲酒が発覚し、出場を辞退。チームの柱だった選手が突如抜けた。

 本番は16歳の岸、16歳の中村遥香(なんばク)、ともに19歳の岡村真(相好ク)と牛奥の4人で戦うことに。補欠帯同は過去2度五輪を経験している杉原愛子(TRyAS)だったが、今回の場合は選手交代のルールに当てはまらなかった。メンバー交代はなく、各国5人の中、日本は1人少なく難しい状況で、全員初出場ながら精いっぱい予選を戦い抜いた。

 大会前には宮田からは「応援してる」と全員にメッセージがあったという。このような事態にも岡村は「みんなで粘り強くできたら大丈夫」。岸も「もうやることをやる。4人の力を合わせて、最高の演技ができるように頑張りたい」と力強く意気込みを語っていた。

 体操女子団体でのメダルは1964年東京大会の銅のみ。今回は60年ぶりの団体表彰台が懸かる。直近の団体成績は2012年ロンドン大会8位、2016年リオ大会4位、2021年東京大会では5位だった。

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