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【阪神】延長11回復調の森下翔太がサヨナラ打 30日からの首位・巨人との本拠地3連戦に弾み

スポーツ報知 / 2024年7月29日 5時0分

延長11回1死二塁、森下翔太が左翼へサヨナラ安打を放つ(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 阪神4X―3中日=延長11回=(28日・甲子園)

 ここぞで決める男だ。3―3で迎えた延長11回1死二塁、阪神・森下は燃えていた。「初球から甘いところが来たら、積極的にいくと決めていた」。内角寄りの153キロを捉え、左翼線を破るサヨナラ打だ。歓喜のウォーターシャワーを浴び、何度も拳を突き上げた。3夜連続の甲子園でのお立ち台に「ただいま~」と華麗に舞い戻った。

 3回、7回にはともに右方向への安打を放ち、4試合連続安打で2戦連続の猛打賞。「前半戦の悔しい思いを後半戦に思いきりぶつけたいと思っていた。いいところで打てたことが一番」と胸を張った。岡田監督も「良くなってるのは確か。ちゃんと打てるようになってるから打てる。打てるようになったらいいところで回ってくるようになるよ」と復調ぶりに目を細めた。

 チームは今季6度目のサヨナラ勝ち。ともに今季3度目の4連勝に同一カード3連勝だ。30日からは3・5ゲーム差で首位・巨人との本拠地・3連戦に挑む。3戦目の8月1日は甲子園球場の開場100周年。特別なカードを前に「すごく大事な3連戦になる。必ず勝ちで終えて首位に返り(迫り)たい」と力を込めた。真夏の逆襲劇をフルスロットルで駆け抜けていく。(直川 響)

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