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【高校野球】報徳学園が6年ぶり頂点 プロ注目・今朝丸裕喜が無四球で公式戦初完封

スポーツ報知 / 2024年7月29日 5時0分

明石商を下し、甲子園出場を決めた報徳学園ナイン。今朝丸裕喜(左から2人目)も指差して喜んだ(カメラ・朝田 秀司)

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会▽決勝 報徳学園4―0明石商(28日・ほっともっとフィールド神戸)

 兵庫大会は、2年連続センバツ準優勝の報徳学園が、6年ぶり16度目のV。今秋ドラフト上位候補の今朝丸裕喜(3年)が無四球で公式戦初完封を飾った。

 152チームの頂点に立ち、報徳学園の今朝丸は右手を突き上げた。「スタンドも圧力のある応援をしてくれた。仲間のおかげでここまで来られて、(優勝は)すごい光景だった」。序盤は4安打を許すも、尻上がりに調子を上げ、5回から8回までを3者凡退。公式戦初完封で、広島・小園を擁した18年以来の優勝をたぐり寄せた。

 「夏からの逆算」が結果に結びついた。昨年はセンバツ準V、春Vで近畿大会出場も、夏は5回戦敗退。大角健二監督(44)は、報徳の先輩でもある大阪桐蔭・西谷監督の「春の山と夏の山は別」という考えに触れ「(去年は)下ることなくそのまま登り続けていった」と悔やんだ。

 今年はセンバツ以降、強化期間と調整期間を明確化。気温が上がってもジャンパーを着ての走り込みやキャッチボール前にもランニングを入れるなど、過酷なメニューを課した。特に今朝丸は、春はベンチから外して調整に専念させた。指揮官は「負けにいくわけではなく、ピーキングを見直した」と、春に一度、山を下り、夏へ照準を合わせた。

 初戦こそ4失点した今朝丸も、その後は4試合無四球無失点。この日は3回に自己最速タイの151キロをマークし、終盤も球威は衰えなかった。「甲子園でも、てっぺんを狙ってやっていきたい」と右腕。3度目の聖地、春の忘れ物を取りに夏の山を駆け上がる。(瀬川 楓花)

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