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【高校野球】智弁学園が強力打線で2年連続22度目の夏切符 重さ1キロ以上のバットで最多2000回の素振り効果出た

スポーツ報知 / 2024年7月29日 5時0分

優勝を決めてマウンド上で喜ぶ智弁学園・田近楓雅投手(カメラ・南部 俊太)

◆第106回全国高校野球選手権奈良大会 ▽決勝 智弁学園5―4奈良大付(28日・さとやくスタジアム)

 奈良は智弁学園が2年連続22度目の優勝を決めた。

 鍛え上げた腕で、聖地をつかみ取った。智弁学園が2年連続22度目の夏切符。「6番・三塁」で1安打1打点の活躍を見せた知花琉綺亜(るきあ)主将(3年)は「やってきたことが叶った。みんなでつかみ取れた」と喜びを嚙み締めた。

 今春の県大会準々決勝では、2―8で天理に敗戦。昨秋のセンバツ絶望に続き、悔しさを味わった。「夏にやり返す」。練習では毎日、重さ1キロ以上のバットで素振りを行った。1日1200回以上、多い日には2000回以上を「腕がパンパンになりながら」も徹底的にスイング。今夏はその成果が現れ、5試合で38得点と、強力打線で奈良の頂に上り詰めた。主将としてチームをまとめた背番号5は「誰ひとり妥協せずに練習できた。やっぱり、智弁は打つチーム」とうなずいた。

 昨夏の甲子園では14打数7安打と大暴れするも、3回戦で涙をのんだ知花。「日本一を目指して、また明日から準備をしていきたい」と、リベンジを誓った。(南部 俊太)

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