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【高校野球】中京大中京、甲子園つかんだ珍ルーティン…試合前ロッカーで高橋監督「歌いたくなっちゃった」

スポーツ報知 / 2024年7月29日 5時30分

優勝しマウンドに集まる中京大中京ナイン

◆第106回全国高校野球選手権愛知大会 ▽決勝 中京大中京7―3東邦(28日・岡崎市民)

 中京大中京が東邦を7―3で下し、7年ぶり29度目の甲子園出場を決めた。1点を争う試合だったが、4―3と1点リードの8回に4連打で3得点し、東邦を突き放した。

 神谷倖士朗(3年)の打球は左中間へ飛んだ。ランナーが2人かえってくる。わずか1点のリードが一気に3点に。宿敵を振り切った。

 「逃げ切れるわけがないと言い聞かせていた。その中でも勇気を持ってフルスイングしてくれた選手たちに感激しています」。高橋源一郎監督(44)はナインの健闘をたたえた。初回に1点を先制され、その裏に逆転したがすぐに追いつかれた。5、6回に1点ずつ取ったが8回には1点差に詰め寄る宿敵。簡単には聖地への切符は得られなかった。

 昨夏は決勝で愛工大名電に敗れた。杉浦正悦主将(3年)は昨年から変えたことは特にないと言ったが、3年生部員の東伸之輔は思い出すように語り始めた。「監督が冬の強化練習の日に、マネージャーとじゃんけんして、監督が勝ったらあと1本走るということがあって。1、2年のときはなかった。張り切ってじゃんけんしている姿は温かいなって」。監督に当時のことを尋ねると「ただしんどいことしんどくやるよりも、ね」。なにか楽しさやわくわくできることを考え、部員を盛り立てていた。

 部員が楽しめるイベントが、試合に向かうバスの中でもある。昨年から始まったカラオケだ。「チームワークを一番大事にしているので、みんなで盛り上げてやることも重要だなと数年前に感じて」と指揮官。昨年のルーティンを、テンションが上がるからと踏襲した。昨夏は決勝に向かう道中で監督が「島人ぬ宝」を歌い、敗戦。部員もそれを察してか、この日は監督にマイクが渡らなかった。ところが「歌いたくなっちゃった(笑)」と試合前のロッカーで「リンダ リンダ」を熱唱。選手とともに盛り上がり、最高の雰囲気で頂上決戦を迎えた。

 激戦区を戦い抜き、7年ぶりの甲子園進出が決定。杉浦主将は「他の県を圧倒できるような野球をしたい。日本一を獲れるように全員で戦っていきたい」と意気込んだ。カラオケで一体となり、15年ぶりの全国制覇に挑む。(臼井 恭香)

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