【パリ五輪】なでしこ決勝トーナメント進出の可能性は？１勝１敗のグループ２位で１次Ｌ最終戦ナイジェリア戦へ

◆パリ五輪サッカー女子　▽１次リーグ第２戦　日本２―１ブラジル（２８日、パルク・デ・プランス競技場）

　なでしこジャパンは後半アディッショナルタイムの２発でブラジルを２―１で撃破し、大会初勝利を挙げた。１―１の９６分に途中出場の１９歳ＭＦ谷川萌々子が劇的ゴールを決め、勝ち点３をもぎ取った。

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　ドラマチックな勝利を収めたなでしこは、通算成績を１勝１敗とした。裏カードでスペインがナイジェリアに１―０で勝利したため、第２戦終了時点での順位は〈１〉スペイン（勝ち点６、得失点＋２）、〈２〉日本（勝ち点３、得失点±０、総得点３）、〈３〉ブラジル（勝ち点３、得失点±０、総得点２）、〈４〉ナイジェリア（勝ち点０、得失点－２）となった。

　今大会はグループ２位以上の計６チームと、グループ３位の３チームのうち、成績上位の２チームの合計８チームが決勝トーナメントに勝ち上がる方式。最終戦はスペイン―ブラジル、日本―ナイジェリアのカードで行われる。

　日本は第３戦でナイジェリアに勝利すれば、勝ち点を６に伸ばす。スペインが勝つか引き分けると、２位での突破が確定する。ブラジルが勝利した場合のみ、３チームが２勝１敗で並び、得失点差で順位を決めることになる。このケースでは、「首位突破」「２位突破」「３位で他組との成績比較」の３パターンがある。ただし「３位で他組との成績比較」となっても、勝ち点６があれば、よっぽどのことがない限り勝ち上がりとなるだろう。

　一方でナイジェリアに引き分け、または敗れると、スペイン―ブラジルの結果、あるいは他組３位の成績次第では、敗退となる可能性も残されている。ナイジェリア戦はこれまで同様に、勝利が求められる一戦となる。