レッドソックスは移籍したダニー・ジャンセンがＤＨで吉田正尚はベンチスタート 今後の起用にも影響か

◆米大リーグ　レッドソックスーヤンキース（２８日、米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク）

　ヤンキースの先発左腕ロドンに対して、レッドソックスは、前日、ブルージェイズからトレード獲得した右打者のダニー・ジャンセン捕手が「７番・ＤＨで」で先発出場、２試合連続タイムリーと好調な吉田正尚外野手は、先発を外れてベンチスタートとなった。

　この日チームに合流したジャンセンは、試合前クラブハウスで取材に応じ、「とてもエキサイトしている。組織の一部となって貢献したい」と述べた。今季はここまで捕手で５０試合、ＤＨで５試合に出場し、打率２割１分２厘、６本塁打。「ＤＨでのルーチンも把握しているし、十分（ＤＨ）も適応できると思う」と意欲的に語った。

　コーラ監督は、控え捕手を補強した今回のトレードについて、「ポジション的な観点より、ロースター全体の（左右の）バランスを取る意味で理にかなう。右打者のプルヒッター（引っ張り）は、この球場にフィットする」と言及。

　フェンウェイパークでの過去１０試合で３４打数１０安打で打率２割９分４厘。８打点、３本塁打と、左翼グリーンモンスターとの相性がいい右打者を歓迎した。左投手の先発試合では、吉田の起用にも影響がありそうだ。