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【高校野球】掛川西26年ぶりの甲子園へ…1番・田中朔太郎が闘志…29日・聖隷クリストファーと静岡決勝戦

スポーツ報知 / 2024年7月29日 10時9分

リードオフマンとしての役割を果たすと誓う掛川西の田中(カメラ・伊藤 明日香)

 第106回全国高校野球選手権静岡大会の決勝戦、掛川西対聖隷クリストファーが29日、草薙球場で午前10時から行われる。26年ぶり優勝に王手をかけた掛川西は28日、同校グラウンドで約2時間の調整を行った。田中朔太郎右翼手(3年)がリードオフマンの役割を全うすると意欲を高めた。また春夏通じて初めての甲子園出場を狙う聖隷は練習を非公開で行った。

 掛川西の田中が、あと1勝と迫った甲子園出場への道を切り開く。大一番を前に「とにかく目の前の試合に集中していく。相手に気迫を見せて、気持ちで負けない」と闘志をみなぎらせた。

 この日はミーティング後に打撃練習を行った。田中はまず、大石卓哉監督(44)からトスされた球を力強いスイングではじき返した。昨秋、春は4番を務めたが、打撃力を見込まれ打席が多く回る1番を任された。「結果より、自分の最低限の仕事を意識していきたい」と意気込む。最後の夏は初戦から18打数5安打だが、23日の日大三島との4回戦では3回先頭で一時勝ち越しにつながる三塁打、追いつかれた4回には決勝犠飛を放ち、勝利の立役者となっていた。

 田中は自分の持ち味について「思い切りのいい打撃に自信があります」と話す。また指揮官は、部長を務めていた静岡での教え子、西武・鈴木将平外野手(26)の名前を引き合いに出し、ボールへの対応力とミート力の高さを評価した。入学直後、春夏通算60度の甲子園出場を誇る県岐阜商の練習試合に出場すると当時の3年生が相手投手に苦しむ中、快音を響かせた打撃センスの持ち主。いよいよ夢に見た聖地をかけた一戦に臨むが「最後まで泥くさくやっていって、今まで積み重ねてきたものを出していきたい」と力を込めた。

(伊藤 明日香)

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 聖隷クリストファーはエース・袴田行紀(3年)が決勝舞台に闘志を燃やす。27日の準決勝では静岡打線を4安打2失点に抑え、今夏初完投。今夏は6試合中5試合で先発起用とフル回転する中でも、最速138キロの直球の球威は衰えていない。27日の準決勝後も、「疲れは感じていない。次につなげる投球がしたい」とスライダーを武器に決勝での全力投球を誓っていた。

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