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静岡学園のMF石崎鉄将が決勝弾…刺激を受けたのは五輪代表の先輩DF関根大輝…静岡県中学総体

スポーツ報知 / 2024年7月29日 10時19分

ジャンピングボレーを放つ静学・石崎

◆サッカー◇静岡県中学総体 ▽準決勝 静岡学園2-0常葉大橘(28日・浜松球技場)

 準決勝が行われた。静岡学園はMF杉ノ原芽生(いぶき、3年)が1ゴール1アシストと活躍し、常葉大橘を2―0で下した。浜松開誠館は0―1の後半に3得点し、東海大静岡翔洋に3-1で逆転勝ち。決勝進出の両校は、全国大会の切符を懸けた東海大会(8月6~8日・岐阜)に出場する。

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 静学の背番号7・杉ノ原がテクニックを見せた。1点リードで折り返した後半の12分だ。セットプレーのこぼれ球を拾ってゴール前へ侵入。橘DF3人に囲まれながらも細かいドリブルでスルスルとかわし、右足を振り抜いてゴール。「自分で行こうと決めていました」と胸を張った。

 前半終了間際にはMF石崎鉄将(3年)にラストパスを送って、先制点をアシスト。5バック気味に守備を固めた相手をなかなか崩せなかっただけに、「前半に取れてよかった」。石崎も「流し込むだけでした」と感謝した。

 大先輩のプレーが励みになっている。静学中―静学高と活躍したDF関根大輝(21)が日本代表としてパリ五輪の舞台で奮闘中。この日のマリ戦でも90分フル出場し、1―0の勝利に貢献した。「早起きして、最後の10分だけテレビで見ました。かっこいいです」と石崎は目を輝かせた。

 29日の決勝では浜松開誠館とぶつかる。22年の全国大会ファイナルでも戦ったライバル。「勝って優勝します。そして東海大会も勝ち抜く」と杉ノ原は宣言。石崎も「静学らしいプレーを見せたい」と闘志を燃やしていた。(里見 祐司)

 〇…静学の岡島弘高監督(42)も教え子のパリ五輪代表・関根の活躍に注目している。マリ戦は「朝4時に起きて見ました。眠いです」と笑った。中学入学時はFWだったが、同期に強力なストライカーがおり、自らDF転向を決めたという。「そんなに足が速くなかったので大丈夫かな、と思いました」と懐かしそうに話した。日本の最終ラインを堂々と守る姿に「海外に行ってほしいですね。楽しみです」と目を細めた。

 後半にギアを上げた開誠館の攻撃陣が翔洋を圧倒した。パスをつないで何度もゴール前に迫ると、同8分にFW鎌田康勢(3年)が「狙い通り」というミドルシュートを決めて同点。4分後には身長183センチの大型MF山田拓磨(3年)が「GKが前に出ていた」と勝ち越しミドル。さらに終了間際には鎌田がダメ押しのゴールを挙げた。

 22年夏に中学王者に輝いているが、この日は前半終了間際に先制点を許した。全員が気落ちして下を向いたが、ハーフタイムに「まず1点取って逆転しよう」と声を掛け合い、気持ちを切り替えた。

 東海大会には2017年から7大会連続出場(20年は中止)。「県も東海も勝って全国優勝を狙う」と鎌田は気合を入れ直した。

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