【高校野球】関東第一５年ぶり９度目甲子園切符 高橋徹平主将「（甲子園に）忘れ物をしてきたから取りに」

優勝を決め歓喜する関東第一ナイン　（カメラ・堺　恒志）

◆第１０６回全国高校野球選手権　東東京大会▽決勝　関東第一８―５帝京（２９日・神宮）

　関東第一が第１シードの帝京を破り、２０１９年以来５年ぶり９度目の甲子園出場を決めた。

　２回１死二、三塁から８番・市川歩内野手（３年）の遊ゴロの間に１点を先制。３回にも１死二、三塁から４番・高橋徹平主将（３年）の右中間への２点二塁打で加点した。

　４―４の同点となり迎えた５回に５安打と相手の３失策、捕逸が絡み打者一巡の猛攻で８―４とリードした。６回から登板した最速１４９キロエース右腕・坂井遼（３年）が１点を失うも踏ん張り、逃げ切った。

　高橋徹平主将（３年）は、「（甲子園に）忘れ物をしてきたから取りに行きたい。（忘れ物とは）１勝と校歌を歌うこと」と次なる高みを目指して力強く意気込んだ。