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【パリ五輪】日本人の強さの秘密は“コツコツ忍耐” 14歳・吉沢恋&15歳・赤間のワンツーを上田豪氏が解説

スポーツ報知 / 2024年7月29日 22時53分

金メダルの吉沢恋(右)と銀メダルの赤間凛音(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第3日 スケートボード(28日、コンコルド広場)

 28日の女子ストリートで、初出場の吉沢恋(ここ、14)=ACT SB STORE=が金メダルを獲得し、日本勢2連覇を達成した。銀メダルは大けがから復活した赤間凛音(りず、15)。日本勢の年少メダル記録で吉沢は14歳310日の歴代5位、赤間は15歳202日の歴代7位でのワンツー・フィニッシュだった。

 * * * *

 決勝のランが終了した時点で、吉沢選手も赤間選手もメダルは取るという気持ちになった。特に吉沢選手はメイク術、そしてメイクしたときの着地が完璧すぎた。とにかく安定感につきる。

 決め手となった「ビッグスピンフリップ・フロントサイド・ボードスライド」をあのタイミングで決めたこと、勝負の駆け引きもすごい。レールに入る角度と位置を絶妙なポイントに合わせ、回転させた板を両足でつかみ、レールにスライドトリックをかけ、完成度も高かった。

 そして、彼女のシューズを見ると使い込んだ物で五輪に臨んでいる。トリックのために、ものすごい数の練習をこなしているのがシューズの擦れ方で分かった。一番、自分の足になじんだ状態にして、そのシューズを使用していたのもポイントだった。

 練習環境が整ってきたことも日本には大きい。国として小さいので、自分に適した練習場所を選ぶことができる。SNSで最新の技が日々アップロードされて、それを自分のスマホで撮影、確認できるのは大きい。でも一番は、日本人の“コツコツ忍耐強さ”が強いところだと思う。何百、何千、何万回も練習しないと技が染みつかない。その持続性が日本選手の強さになっている。(プロスケートボーダー・上田 豪)

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