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【パリ五輪】スケボー男子の小野寺吟雲がまさかの予選敗退「熱中症みたくなっちゃって」男子個人種目史上最年少金メダルの夢ならず

スポーツ報知 / 2024年7月29日 22時50分

予選敗退となった小野寺吟雲(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第4日 ▽スケートボード(29日、コンコルド広場)

 【パリ(29日)=手島莉子】初出場14歳でスケボー界の超新星・小野寺吟雲(ぎんう)が、まさかの予選で姿を消した。金メダルを獲得すれば1932年ロサンゼルス五輪で北村久寿雄が記録した男子個人種目史上最年少金の14歳309日を上回る、14歳165日での五輪制覇だった。

 小野寺は「まあ悔しいです」と第一声。続けて「練習のときの30分くらいからちょっと熱中症みたくなっちゃって…。楽しかったかどうかちょっとわかんないです。記憶がちょっとあんまりないです」とアクシデントがあったことを明かした。

 45秒間に自由に滑る「ラン」2本のうち最高点1本、一発技の「ベストトリック」5本のうち最高点2本の、計3本の合計得点で争う予選。ランは順当に乗り切ったが、ベストトリックは3本目の93・57点以外は転倒した。「あんまり分からないです、覚えてないです」と思い通りにならない展開を振り返った。

 今後に向けては「ただ単純にもっとスケボーがうまくなりたい」と話した。

 昨年2月の世界選手権で史上最年少表彰台となる銅メダルを獲得すると、5月は初出場した世界最高峰の招待大会・Xゲーム(千葉)で史上最年少優勝。ギネス記録も2つ受賞した注目株。スケボーが足に吸い付いているような安定感と器用さを22年6月から始まった五輪予選シリーズでも発揮し、堂々の世界ランキング1位でパリの舞台に臨んでいた。

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