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【高校野球】聖隷クリストファー、ノーシードから快進撃も一歩届かず涙

スポーツ報知 / 2024年7月30日 5時35分

試合後、スタンドにあいさつする聖隷の選手たち

◆第106回全国高校野球選手権静岡大会▽決勝 掛川西7―2聖隷クリストファー(29日、草薙球場)

 夢の甲子園に届かず、聖隷ナインは涙した。

 4回の3点が重かった。一塁手の目の前で打球が大きく跳ねての二塁打やバント安打で満塁となり、長打1本で3失点。2回も内野安打2本から2点を失うなど、不運な当たりが多かったが、「そういうチャンスで打つところが、さすが掛西だと思った。力負けです」と井上侑主将(3年)は敗北を認めた。力投したエース・袴田行紀(3年)も「それも野球の面白さ。力不足だった。後悔はないです」と話した。

 それでもノーシード校が快進撃。常葉大菊川や静岡を倒して初めて決勝に進んだ。「精神的に弱い子たちだったが、よく頑張った」と上村敏正監督(67)。袴田は「この経験が次につながると思う」と後輩たちに期待した。(里見 祐司)

 ☆聖隷クリストファー・渡部哉斗一塁手(4番の2年生は1安打)「昨日からごはんが食べられないほど緊張した。でも打席では球がよく見えた。新チームでは引っ張っていきたい」

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